仕事はできるが、休みはダメだ
年が明けて、丸2週間働いた。神経を使う役員へのプレゼンテーションが二回。その間にも、雑多な書類仕事もあり、まずまず忙しかったが、さほど疲れを感じず、夕方になるにつれ気力が増し集中力も増した。
レクサプロ2.5mg＋アモキサン25mgが安定して来たと思った。
成人の日の三連休も、ひどくシンドイ日もあったが、丸一日は甥っ子を連れて、ディーラーを回ったりして、久しぶりに休みらしいことができた。
でも、昨日、一昨日の週末は全滅だった。
土曜日は、朝気功を済まして食事をしてから、身体がだるく、重く、ここの所ずっと続いている腰痛が厳しく、動く気がしない。武蔵小山の温泉に行きたいのだけれども、どうしても身体が言うことを聞いてくれない。胃も痛くて、ぐずぐず過ごしたまま、一日が終わってしまった。
日曜日も同じ感じ。ぐずぐずと自分の部屋で、本を読んだり、ストーブに当たりながら、何することもできず、身体の痛さと重さを感じながら、気がついたら時間が経ち、夜になる。
週末、なにもせずに夜になる。この何とも言えない空しさと、寂しさと、情けなさ。そんな思いを抱えて、週末が終わり、週の初めの月曜日に、また気の張る役員へのプレゼンテーション。なんとかこなし、その後の方針もすらすら作れる。仕事はできる。プライベートの休みはなにもない。
僕の会社人生の３０年を象徴しているようだ。仕事は一応できる。人並みくらいにはできる。
でも、お休みの日には、なにもできない。自分がやりたいと言うことさえもない。仕事に踏みつぶされたような人生。
なんだかな。それはそれで良いんだけど。ちょっと寂しい。仲間が欲しいと思う。
お酒 薬 瞑想
年末年始の休みに、祈死念慮があったのでアモキサンを20mgから25mgに増やしたところ、少し良い感じだ。
たった５mgのアモキサンの影響なのか、休みが終わってからしばらくお酒を飲んでなかったおかげか、どちらか不明だが。
金曜・土曜とまたお酒を飲んだ。今日の日曜の朝、身体がやけに重かった。
やっぱお酒かな、と思う。だから今日は飲まないと決めたのだけど、妻が安いワインを買って来ていて、つい飲んだら美味しかった。
意志が弱いな。
僕の場合、心の中に空洞があって、それを埋めるためにお酒を飲んでいる、という面があるように感じている。心に空洞があるかどうかなんて誰も判らない。自分でも判らない。でも、高村薫の小説に出てくる合田刑事が、毎晩ウイスキーを150mg飲むというくだりを読むと、僕も無性にウイスキーが飲みたくなる。彼が、心の空洞を埋めているのと同じように。だからと言って僕にも同じ空洞があるのかどうかなんて判らないのだけれど。
50才を超えた人間だったら、大なり小なり空洞を抱えていてもおかしくなく、そんなことをわざわざ書くことでもないとも思うし。
「悲しいから泣くのではなく、泣いて涙が出るから悲しいのだ」という。
心に空洞があると思うから空洞があるので、酒を飲むこととは関係ないという気もする。
でも、心に空洞がある、幼い頃のトラウマがある、という物語がなければカウンセラーは廃業してしまう。フロイトが見つけた「こころ」は、彼が生み出したものなのか、ホントに普遍的にあるものなのか・・・。
なんだかね。こんなことは、何年か気功の修行を続けたら理解できるようになると思っていたけど、齢を重ね、訓練を重ねてもまだ判らない。
自分の訓練が至らないのか。そもそもそう言うものなのか。
ウォール・ストリートジャーナルにこのような記事が出ていた。
「瞑想の「うつ」などへの効用は限定的＝米研究」
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304387404579305490268114718.html?dsk=y
僕の訓練は、この記事の中にあるマインドフルネス瞑想法に近いものなので、まだ可能性はあると思われるし、僕の個人的実感では、『明らかに効果がある」のだけど。
先の、『空洞』と同じで、こういうことは証明できない。
そうして、今日は終わりまた明日が来る。
明日はどんな日になることやら。
塞いだお正月
年末の休みに入ったとたんに、久しぶりにぎっくり腰をやった。
ただでさえ、あまり元気のない年末なのに
気分が塞ぎ始めた、祈死念慮。
おまけに、今日は箱根駅伝、アナウンサーが絶叫している。
ここ数年、年賀状を書いていない。
どうしても年賀状の文面や絵が思いつかない。
毎日、ただその日一日をなんとかしのぐことだけを考えている日々なのに
とても、来年はこんな一年にしたいなんて言う抱負を抱くことはなく
新年の挨拶をする気にもならない。
そうして迎えるお正月は、年賀状が幾枚か届いてしまい、
それをみると、至らない自分に思いを馳せ、気分が塞いで行ってしまう。
おまけに正月なので堂々と昼から酒を飲めるし、
螺旋階段を落ちて行くような感じだ。
ところで
2009年の正月から始めた、毎日の朝晩の気功が丸５年経った。
よく続いたものだ。
我ながらスゴい。
今年みたいに塞いだ正月でも、なんとか続ける。
うつ病克服のために始めた気功だけど、
結局克服などできていないのだけれど、
だから何のために続けているのか判らないのだけれど、
でも続けている。
たった一つのよりどころ。
今年も、毎日、粛々とやってまいります。
昨日からアモキサンを20mgから25mgに増やしてみた。この塞いだ気分が少し良くなってくれると良いんだけど。
今年は72751で始まりました。よろしくお願いします。
その後と、急性胃腸炎
状態は、相変わらず大きな変化はなく続く。
12月10日火曜日ににアモキサンの一日量を30mgまで増やした。それから徐々に調子は良くなり、その週の週末の日曜日は本当に久しぶりに外出し、中華街まで出掛けて会社の友人家族とご飯を食べた。その友人家族の５歳になる女の子が、なぜか僕のことを大変好いていてくれて、その両親そっちのけで、二人でふざけ合ったりして楽しかった。
しかしその翌日の月曜日は、例によって、全く頭が働かず、泥のような脳みそに苦しんだ。仕事は全くはかどらないし、意欲もない。
そして火曜日、急性胃腸炎になり、夕方会社を早退した。
木曜日まで下痢が止まらず、二日間会社を休んだ。
早退した火曜日は熱もあり、身体の節々が痛み、おおよそ１時間ごとに水のような下痢をした。
大変不思議なことだけど、胃腸炎が回復して出社した金曜日は、僕の中から「うつ」がほぼ消失していた。夜の２３時近くまで、根を詰めた仕事をしたが疲れなかった。
そしてこの週末、眠れなくなった。夜中の途中覚醒。今も、夜中の３時。眠れずこれを書いている。２１時にはいったん薬も飲まずに寝たのだけど、１時半に目が覚め、それからずっと起きている。
昨夜もそんな感じだった。
二日間の胃腸炎で、何かのリズムが変わってしまったかのようだ。
「うつ」的症状、すなわち、頭や身体が重く、ぐったりしてしまうような状態ではなくなって来ていて、頭は比較的冴えている。身体も重いわけではない。ここ数ヶ月苦しめられていた症状が、だいぶ軽減している。
一方で中途覚醒。
頭は、今日の冬のきれいな青空のように澄み渡っているにもかかわらず、意欲は湧いてこない。だらだらと村上春樹のbook1,2,3を読飛ばしながら読む。
買いたいものはない。行きたいところもない。合いたい人もいない。慣れ親しんだ、謎掛けの多い小説を読飛ばす。ただそれだけの無為な一日。
そしてお酒を飲み、酔い、眠り、中途覚醒と頭痛。
３歩進んで2歩下がる。
いや、３歩進んで、気がついたら道を間違えているという感じだろうか。
増薬 そして
レクサプロとアモキサンを増薬して一週間。
日曜日の朝、明らかに薬が多い状態になっていた。軽いアカシジア状態である。
何をするにも落ち着かなく、ても震えるような感じで、じっとしていられない。
横になっていると良いのだけど、立ち上がると、めまいのような、クラっとするような変な感じで、頭の中がざわざわとする。
朝飲んでいたアモキサン20mgを中止した。
でもその日の夜のレクサプロ5mgとアモキサン20mgは服用した。
しかし、翌日も同じ状態で、とても会社に行ける感じではなかったので休んだ。
朝のアモキサンはもちろん中止。夜のレクサプロとアモキサンも中止した。
一気にやめるのはどうかと思ったが、火曜日は絶対に出社しなくてはならなかったので、やむを得ない。
すると、今日の火曜日の朝、なんとか通常の状態に戻っていた。
というか
出社する時になって、何年かぶりに、頭がすっきりしていて「うつが消えていた」。
こんなことがあるのか？
会社に出たら、今日は忙しくて、昼には疲れて元の木阿弥、のように思ったが、
何か判らないけど、大底は脱したような感じがする。
レクサプロのおかげか。
こんなこともあるもんなんだ。
