その後と、急性胃腸炎

状態は、相変わらず大きな変化はなく続く。
12月10日火曜日ににアモキサンの一日量を30mgまで増やした。それから徐々に調子は良くなり、その週の週末の日曜日は本当に久しぶりに外出し、中華街まで出掛けて会社の友人家族とご飯を食べた。その友人家族の5歳になる女の子が、なぜか僕のことを大変好いていてくれて、その両親そっちのけで、二人でふざけ合ったりして楽しかった。

しかしその翌日の月曜日は、例によって、全く頭が働かず、泥のような脳みそに苦しんだ。仕事は全くはかどらないし、意欲もない。

そして火曜日、急性胃腸炎になり、夕方会社を早退した。
木曜日まで下痢が止まらず、二日間会社を休んだ。
早退した火曜日は熱もあり、身体の節々が痛み、おおよそ1時間ごとに水のような下痢をした。

大変不思議なことだけど、胃腸炎が回復して出社した金曜日は、僕の中から「うつ」がほぼ消失していた。夜の23時近くまで、根を詰めた仕事をしたが疲れなかった。

そしてこの週末、眠れなくなった。夜中の途中覚醒。今も、夜中の3時。眠れずこれを書いている。21時にはいったん薬も飲まずに寝たのだけど、1時半に目が覚め、それからずっと起きている。

昨夜もそんな感じだった。



二日間の胃腸炎で、何かのリズムが変わってしまったかのようだ。
「うつ」的症状、すなわち、頭や身体が重く、ぐったりしてしまうような状態ではなくなって来ていて、頭は比較的冴えている。身体も重いわけではない。ここ数ヶ月苦しめられていた症状が、だいぶ軽減している。

一方で中途覚醒

頭は、今日の冬のきれいな青空のように澄み渡っているにもかかわらず、意欲は湧いてこない。だらだらと村上春樹のbook1,2,3を読飛ばしながら読む。

買いたいものはない。行きたいところもない。合いたい人もいない。慣れ親しんだ、謎掛けの多い小説を読飛ばす。ただそれだけの無為な一日。
そしてお酒を飲み、酔い、眠り、中途覚醒と頭痛。


3歩進んで2歩下がる。

いや、3歩進んで、気がついたら道を間違えているという感じだろうか。