認知療法/気功 『今』

先の、「マインドフルネス認知療法」においても、『日常瞑想』を推奨している。ちゃんと時間を取って行う瞑想訓練にとどまらず、仕事中・歩いている時などの普段の時間に、「いかに目の前のことに集中するか」と言う積み重ねが大事だと説く。気功も同じで、毎日何分練習すればよいということではなく、普段の電車を待っているときとか、つまらない会議の時とか、ちょっとした空き時間に「気功をする」こと、それが好きになれば上手になる、と指導されている。

心や身体が辛い と言うのは日常的に生じる。 しかし「その辛さ」に心を囚われるのではなく、目の前でやっている仕事とか行為(歩く、食べる、うんこする・・・)に集中することが大事なのだと。

そうすることで、その辛さを客観視することができるようになり、いつの間にか辛さが気にならなくなってくるという。

毎日、毎時間、毎分 の積み重ね。

そう、確かに調子の悪い時は、その瞬間瞬間に辛さを自覚し、辛さを再生産している。それを断ち切ることが大事だと言うことだ。

合点がゆく。