3年前

3年前のちょうど今頃、僕の体調は良かった。最も、今よりも仕事のレベルはかなり低かったけれど、家で過ごす体調は比較的良く、意欲もあった。
自転車で一日多い時には80k〜100kくらい走ったし、GWの頃からは、2週に一回、横浜赤レンガ倉庫近くの象の鼻パークで、ジョギング教室にも参加していた。

今日、3年ぶりに自転車で赤レンガ倉庫近くの象の鼻パークに行った。
そうだ、ここで僕は健康なおばさんとおじさんたちと(おばさんの方が多かったけど)一緒に暑い日もジョギングしたんだなと思い出した。
もう3年も経つ。

今は、あの頃よりも仕事はかなりできるようになったけど、あの頃と比べて、もっと自分の心の奥が、良く言えば静かで、悪く言えば、沈んでいる。
多くのモノゴトがどうでも良いと思っている。僕にはもう未来はないと思っている(そりゃそうだろ、もう52歳だ)。

あの頃は、回復への強い期待と、希望があった。いまは・・・。あの頃と比べたら、回復の度合いは強いと思う。会社での産業医面談も終わったし。

でも、あの時の方が心が晴れていたように思う。

あれから3年、僕はほとんど、薄い膜に覆われ、静かな海の底で暮らしていたような気がする。世間の動きには関係せず、人ともあまり交わらず。

象の鼻パークにいると、浦島太郎のような気分がした。

未来や希望とは何であるのか?
これからも、何かと僕の周りに出来事は起きるのだろう。
でも、それを怖がりながら、見過ごして行くような自分がいるように思う。
コミットできるのか。

何が変わってしまったのか。