もうひとつの選択肢

昨日、久し振りに昔の友人に電話した。この二年以上話をしていない人だ。

「どう?元気にしてますか」
「それが、また再発しちゃって、去年半年休んで、今復帰のリハビリ中なんです」
「え、そっかー。やっぱりふっきするんだね、、」

虚を衝かれました。今まで、とにかく早く治して、会社で「前と同じように」働けるようになりたい、としか考えてなかったので。「復帰しない」と言う選択肢はありませんでした。でも、その友人に「復帰しなくてもいいんじゃない、、」と言うニュアンスのことを言われて、「そっかー、それもありなんだ」と思いました。
そう思うと、なんだか気持ちが楽になりました。何かが無理をしていたから、病気になったんだ、と言うことは理解しているつもりでした。だからすっかり昔通りに働いたり行動したりする事は無理なんだ、と言うことも理解しているつもりでした。でも、心のどこかで、「昔のようになりたい」と思っていたのだと思います。その心の間隙を、くだんの友人が突いてきたのです。
子供のこともあるし、今会社を止めるわけにはいきませんが、今までと全く違う生き方というのもありなのかもしれないと、思いました。